親が元気なうちに調べておきたい、施設探しの準備
公開日:2026年8月15日
この記事で分かること
- 最初の相談先になる「地域包括支援センター」の確認の仕方
- 要介護認定を申請するタイミング
- 親の状況や希望を、今のうちに整理しておく方法
まず、地域包括支援センターの場所を確認しておく
地域包括支援センターは、高齢者の介護や福祉に関する相談先として、市区町村ごとに設置されて いる公的な機関です。介護保険の手続きだけでなく、日常生活の困りごとについても相談できます。
施設探しや介護保険のことで迷ったときは、まずここに相談すると、状況に応じた案内を受けられ ます。担当の地域包括支援センターがどこにあるかは、親御さんが住んでいる市区町村のウェブ サイトや、市区町村役場(介護保険担当)で確認できます。急いで相談する用事がなくても、 場所と連絡先を今のうちに把握しておくと、いざというときに落ち着いて動けます。
要介護認定は、気づいた時点で早めに申請する
要介護認定は、申請すれば受けられるというものではありません。心身の状態にもとづいて 審査され、要支援1・2や要介護1〜5のいずれにも該当しない場合は、非該当(自立)と判定 されます。そのため、「元気なうちに認定を取っておく」ということはできません。
重要なのは、歩き方が変わってきた、物忘れが増えてきたなど、気になる変化が出てきた時点で、 様子を見ずに早めに申請することです。介護保険法は、申請から原則30日以内に認定の結果を 通知することを定めています。ただし実際には、この期間を超えることもあり、日数は市区町村 によって差があります。
認定の効力は、申請した日にさかのぼって発生します。そのため、結果の通知を待たずに、介護 保険サービスの利用を始めることができます。気になる変化があれば、認定が下りるかどうかを 迷う前に、まず申請しておくことが大切です。
親の状況を整理しておく
施設を検討することになったとき、あわてて情報を集めなくて済むように、次のような内容を メモにまとめておくと役立ちます。
- 日常生活で困っていること、できなくなってきたこと
- 現在服用している薬や、通院している持病の内容
- かかりつけ医療機関の連絡先
- 緊急時に連絡すべき親族の連絡先
- 月々の年金収入など、費用にあてられるおおまかな範囲
こうした情報は、地域包括支援センターに相談するときにも、施設に問い合わせるときにも役立ち ます。すべてを一度にそろえる必要はなく、分かる範囲から少しずつメモしていく形で十分です。 スマートフォンのメモ機能や、手帳の1ページにまとめておくだけでも、いざというときの動き やすさが変わってきます。
親の希望を、今のうちに聞いておく
施設への入居は、本人の暮らし方に関わる大きな選択です。どのような暮らし方を望むか、費用に ついてどこまで考えているかなど、本人の希望を早いうちに聞いておくと、いざというときに本人 の意向に沿った選択をしやすくなります。
一度にすべてを決めようとせず、日常の会話の中で少しずつ話を聞いていくくらいの気持ちで 進めると、本人にとっても、聞く側にとっても負担が少なくなります。介護度や予算のイメージが 少しずつ見えてきたら、検討したい施設タイプの目安を確認できるツールもあわせてご利用 いただけます。施設ごとの違いについては、別記事 「特養・介護付有料・サ高住は何が違うのか」でも 紹介しています。
まとめ
- 地域包括支援センターの場所と連絡先を確認しておくと、相談したいときにすぐ動けます
- 要介護認定は元気なうちには取得できないため、気になる変化が出てきた時点で早めに申請することが大切です。認定の効力は申請日にさかのぼるため、結果を待たずにサービスを利用できます
- 日常生活の状況や医療情報を整理しておくと、いざというときに役立ちます
- 本人の希望を早いうちに聞いておくと、その人の意向に沿った選択をしやすくなります
この記事の内容の確認先:担当の地域包括支援センターの場所や、要介護認定の申請方法について は、地域包括支援センターまたは市区町村役場(介護保険担当)にご確認ください。
施設施設タイプ判定
介護度や予算などの質問に答えると、検討したい施設タイプの目安が分かります。
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