特養・介護付有料・サ高住は何が違うのか
公開日:2026年8月15日
この記事で分かること
- 5つの施設タイプを、同じ4つの観点で比較した違い
- 住宅型有料老人ホームとサ高住で、介護サービスが「外付け」であること
- それぞれの施設が、どのような状況に向いているか
比較する4つの観点
高齢者向けの住まいにはいくつかのタイプがあり、名前も似ているため分かりにくく感じられ ます。ここでは、特別養護老人ホーム・介護付有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス 付き高齢者向け住宅(サ高住)・グループホームの5つを、次の4つの観点で比較します。
- 入居条件:どのような要介護度・状態の人が対象になるか
- 介護サービスの提供形態:施設が一体的に提供するか、外部の事業者と契約する形か
- 費用の性質:どのような費用の構成になりやすいか(具体的な金額は施設や地域による)
- 向いている状況:どのような場合に選ばれることが多いか
施設探しをまだ始めたばかりという方は、先に別記事 「親が元気なうちに調べておきたい、施設探しの準備」 もあわせてご覧いただくと、進め方がつかみやすくなります。
5つの施設タイプの特徴
特別養護老人ホーム(特養)
原則として要介護3以上の人を対象とした公的な施設です。施設のスタッフが介護サービスを一体的 に提供します。公的な施設という性質上、費用を比較的抑えやすい傾向がありますが、申込みから 入居までの状況は、地域や施設により異なります。常時介護が必要で、公的な費用水準を重視する 場合に選ばれることが多い施設です。
介護付有料老人ホーム
対象となる要介護度は施設によって幅があり、自立の人から要介護度の高い人まで受け入れる施設 もあります。介護サービスは、施設が一体的に提供する形態です。費用は施設によって幅があり、 入居時にまとまった一時金が必要になる場合があります。24時間の介護体制や、幅広い介護度への 対応を重視する場合に選ばれることが多い施設です。
住宅型有料老人ホーム
自立から軽度の要介護の人を中心に受け入れる施設が多くあります。施設自体が提供するのは主に 生活支援で、介護サービスは外部の事業者と個別に契約する「外付け」の形態です。利用した サービスの量に応じて自己負担が変わります。現在は比較的自立していて、必要なサービスだけを 選んで利用したい場合に選ばれることが多い施設です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
主に自立から軽度の要介護の人向けの住まいで、安否確認や生活相談が基本のサービスです。介護 サービスは住宅型有料老人ホームと同様に外付けで、外部の事業者と契約して利用し、利用量に 応じて自己負担が変わります。比較的自立した生活を続けながら、見守りのある住まいを探して いる場合に選ばれることが多い住まいです。
グループホーム
認知症の診断を受けている、原則として要支援2以上の人を対象とした施設です(要支援1の 人は対象になりません)。原則として住民票のある地域の施設が対象になります。少人数の 家庭的な環境で共同生活をしながら、介護サービスを一体的に受けます。費用は施設によって 幅があります。認知症の症状があり、なじみのある環境や少人数での生活が合っていると考え られる場合に選ばれることが多い施設です。
まとめ
- 特養は要介護3以上を中心とした公的施設で、費用を抑えやすい一方、入居までの状況は地域や施設により異なります
- 介護付有料老人ホームは、施設内で介護サービスを一体的に提供します
- 住宅型有料老人ホームとサ高住は介護サービスが「外付け」のため、利用量によって自己負担が変わります
- グループホームは認知症の診断がある人を対象に、少人数の家庭的な環境で生活する施設です
- どのタイプが向いているかは本人の状況によって異なるため、優劣ではなく特徴の違いとして比較することが大切です
この記事の内容の確認先:それぞれの施設の入居条件や費用、空き状況については、地域包括 支援センターまたは市区町村役場(介護保険担当)にご確認ください。
施設施設タイプ判定
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