実家を空き家のまま持ち続けると、年間いくらかかるのか
公開日:2026年8月15日
この記事で分かること
- 空き家の維持にかかる費用の主な項目
- 「持ち続ける費用」だけでなく「手放す費用」もあること
- 費用の目安を入力して計算できるツールがあること
空き家を維持する費用にはどんな項目があるか
空き家であっても、建物や土地を所有している以上、継続的にかかる費用があります。同じような 広さの家であっても、所在する地域や築年数、加入している保険の内容によって金額は大きく変わり ます。この記事では、具体的な金額ではなく、どのような項目があるかを整理します。
- 固定資産税・都市計画税:建物や土地の評価額にもとづいて毎年かかる税金です
- 火災保険:空き家であっても、加入している場合は保険料がかかり続けます
- 水道・電気の基本料金:万一に備えて契約を残しておく場合、使用量がなくても基本料金がかかります
- 管理委託費:自分で定期的に見に行けない場合、管理を業者に委託すると費用がかかります
- 往復の交通費:様子を見に行くたびに発生します
- 草刈りや修繕などの臨時費用:庭木の伐採や、老朽化にともなう修繕が必要になることがあります
これらの費用は、1年だけを見ると小さく感じられても、5年、10年と時間が経つにつれて積み 重なっていきます。年ごとの費用を把握しておくと、この先の見通しを立てやすくなります。
固定資産税・都市計画税には、住宅用地の特例など税額に影響する仕組みがあります。特例の内容 や、管理が行き届かないと特例が外れる場合があることについては、別記事 「空き家の固定資産税が上がるのはどんなときか」で 詳しく説明しています。
「持ち続ける費用」と「手放す費用」
ここまで紹介したのは、空き家を持ち続ける場合に継続的にかかる費用です。一方で、実家を 手放す場合にも、その時点でまとまった費用がかかることがあります。
- 測量費:土地の境界を確定させるために必要になることがあります
- 解体費用:更地にしてから売却や活用をする場合にかかります
- 残置物(家財)の処分費用:家の中に残っている荷物を片付ける費用です
- 仲介手数料など:不動産会社に売却を依頼する場合にかかる費用です
持ち続ける費用は毎年少しずつ、手放す費用はその時点でまとまって発生するという違いがあり ます。発生する時期や性質が異なるため、片方だけを見て判断するのではなく、両方を比較しながら 考えることが大切です。手放す場合の流れや、事前に決めておきたいことについては、別記事 「実家を売るまでの流れと、先に決めておくこと」で 詳しく説明しています。
ご自身の状況にあてはめた年間コストの目安を知りたい場合は、税額や交通費などの項目ごとに 金額を入力して概算を計算できるツールもあわせてご利用ください。
まとめ
- 空き家の維持には、税金・保険・光熱の基本料金・管理委託費・交通費・臨時の修繕費など、複数の項目の費用がかかります
- 具体的な金額は地域や物件によって差が大きいため、この記事では項目の整理にとどめています
- 持ち続けるだけでなく、手放す場合にも測量費や解体費用などのまとまった費用がかかるため、両方を比較して考えることが大切です
- 税額に影響する住宅用地の特例については、関連記事であわせてご確認ください
- ご自身の状況にあてはめた年間コストの目安は、ツールに金額を入力して確認できます
この記事の内容の確認先:固定資産税・都市計画税の税額や特例の適用状況については、不動産の 所在地の市区町村役場(資産税担当)にご確認ください。火災保険の内容や保険料、空き家向けの 特約の有無などについては、加入中の保険会社にご確認ください。
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